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研究報告「維新期における神戸事件の意義」

こんばんは。2年の小笠原です。
6月12日に行った2年生の研究発表について報告します。

今回の発表では開国以来、頻発していた外国人殺傷事件の1つである神戸事件に焦点を当て、当時の外交や内政に及ぼした影響を考察しました。

神戸事件とは神戸居留地で備前(岡山)藩の行列を横切ったフランス水兵を無礼とみなした備前藩士がフランス水兵を斬りつけたことを契機に外国側と銃撃戦に発展し、一時神戸が外国軍隊に占拠されるに至った事件です。

神戸事件は明治政府が発足した直後に起きた事件であり、明治政府にとっては初の外交問題でありました。

そのため、政治基盤が整っていないことに加え、外交交渉の経験がない明治政府は外国側の強硬的な姿勢を目の前に賠償要求を受け入れざるを得ない状況でありました。

しかし、明治政府はただ要求を受け入れたわけではなく、事件についての外交交渉を利用することで成果も得ていました。

それは、諸外国から国際的信用の強かった幕府に代わり、日本の正当な政権が明治政府であるという承認を獲得したこと。
また、倒幕のために掲げていた「攘夷」の方針を「開国」の方針へ転換したことを国内に示したこと。

これらの成果は、明治政府が政治を開始する上で重要なことでありました。

神戸事件の詳細は不明な点が多く、今回使用した「復古記」や「日本外交文書」の史料批判を通して再度、事件を検討する必要があると感じました。

今回は神戸事件を取り上げましたが、これ以降も続く外国人殺傷事件にも焦点を当てて、維新期の外交・内政に及ぼした影響を考察していきたいと思います。

以上で報告を終わります。
ありがとうございました。
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